今日までに3月の天体撮影は3夜、2、9,10日だ、特に9、10日夜は安定した晴れと微風、シーイングも良かった。
宵の口の冬星座から明け方の夏銀河まで見られるこの時期、旬の天体は系外銀河だ、それで撮り増しや、新たな撮
影、モノクロでカラーでと二台体制で忙しく動き回り光を集める。
この頃は、小さめのMT160が活躍していて、しかも安定して良い結果が得られるので好んで使っていた、大きな30c
mニュートンは光軸やバランス、スケアリングとも少し調整が足らず、座標や、機体のバランスによっては良い結果に
ならないことがあり、今回の撮影でも随時調整しながらの撮影だった。
そんな30cmニュートンで撮影したNGC4565の途中経過をお見せしたい。
BKP300+エクステPH+ASI2600MCP
180s×72コマ
形の綺麗なエッジオン銀河で昔から大好きだった。みずがき湖のキャラクター「ラジウム星人」の故郷とされている銀河で親しみも深い。
この画像はPIでBXTまで進めたものでこれからはノイズを撮りながら先に進めていくのだけど、連夜の撮影に爆疲れで止まっていたもの。
新しくこさえたフラット用のトレース版セットを使っているけど、まだ良い結果とはいえない。
こちらは、先の画像の前段階、ストレッチ後のABEで背景を整えたもの、私はABEでカブリやムラをとることが多い、
フラットが完全でないときはとても役に立つプロセスだ。
途中まで処理していて、いつも感じる事、ほとんどBXTまでで完成でも良いんじゃないかと。
なので複数天体を処理するとき、色んなものをここまで進めてセーブしていて、時間があるときは先に進めている、N
GC4565も多分先の先まで進めると思うけど、何処かで壊れる可能性が大だ。
少しトリミングして・・・、
ビューモニターを見ながら、不思議な気持ちで見いっていた、色々なことが想像できて宇宙酔いしそうな感覚だ。
今月の撮影夜は毎回寒くて、マイナス8度くらいになり、色々なもので厚着をするんだけどそれでも寒い、駐車場の撮
影者は更に寒いことだろう、でも階段を降り遊びに行くと、皆さんいつも外で頑張っていて、自分も頑張ろうという気持ちになる。
東京からの2人組さん、タカハシ160、JPの方、愛好会の面々・・良い結果が得られただろうか?
まだまだ新月期がつづいていて、もう一夜くらいは撮影できるだろうか、13日水曜辺りが晴れそうだけど、今から周辺の調整を図ろうか。
・・・今日も午後になり大粒の雪が降り、道路も真っ白になっている、3月だけど今が真冬のような感じに寒いよ。春
の天気で晴れないのも困るけど寒すぎるのも嫌だ。
今週、みずがき湖に撮影に来られる方、ぜひお会いしたいね。