もうすぐ銀河も上がるころ・・・
すると小さな赤いライトが点滅していて、やはり誰か撮っている・・・近づいていくと八王子のやまねももんがさんだった。
やまねももんがさんは、みずがき湖や八ヶ岳で精力的に撮影されているようで、今回私が天文復帰する一つのきっかけにもなっていた。
やまねももんがさんとしばらくお話しした後二階の東ウインドに戻り、今度は個人的に撮影を始めた。春の星座も高くなり、かんむり座が天頂に差し掛かっていた。
止むことのない強風の中、色々考えて球状星団を導入した。
M13を撮影している間一階に下りて大盛り蕎麦を食べた、が次第にまぶたも重くなる、もうすこしで銀河も上がるのに眠ったらおしまいだ・・・。
再びテラスに出るともやーっとした銀河らしき流れが東の山の上に確認できた。
そうだ、リーゼンに頼まれていたデネブ撮らなきゃ。リーゼンの客室の名前が星の名前だからだ。
こうしていつもながらの星空強行軍、年とともに徹夜が厳しくなり、疲れ目で星がみんな二重星に見えることもしばしば。
しかしながら数々の天文仲間に出会い、再び過熱している天文熱。いったい何処へ行くのやら。