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みずがきの森から

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 山梨県北杜市須玉町   田舎暮らしのブログ

宇宙空間に浮かぶ4565

2月になり、周期的に天気が変わる。いつ晴れるだろうかと待ち望んでいたころ、昨日の午後天文のKさんがやってきた。・・という事は晴れる?星が見える?夕方にはすっかり星モードになり、銀色の観測所を開けた。暗くなるのを待たずして南東にシリウスが輝きだした。赤道儀の事で少し調整箇所があったので、その時間からガイド星を捕え追尾し修正を始めた。今夜は時間に余裕があるぞ・・なんて思っていたが、色々用事は入るもの。20時過ぎになり、あっ、きのこハウスの暖房付けてないや・・と気づき、一旦ビジターセンターを離れ、ハウスで暖房を付けた。慌てて帰るとろくなことないからと自分に言い聞かせながら走り、再びビジターセンターに戻ってきた。でも一時間が経過してしまい、もったいない感があった。
スコープのガイド星は21時半には安定し、撮影体制に入る事に、でもまだお目当ての天体は上がってこない。
部屋でニュースを見ながら時々テラスに確認に出た。
その天体が上ってきたのは22時半頃だ。春先の2月3月は夜空にディープスカイの窓が開き、遥かかなたの銀河が撮影できるチャンス。
この夜はそれらの中でもずーっと撮りたかったNGC4565銀河に挑戦しようと思っていたのだ。
4565は何度も撮影しているが、BKP300を向けたことは未だ無い。1500㎜ならわりと大きく写るだろうと楽しみにしながら微光星を辿った。もちろん私は未だに手動導入、ノータッチガイドと時代に取り残されたような天体撮影を続けている。
・・・かみのけ座には目立った星は無く、小さな小さな微光星で自分なりの図形を描き、4565に近づける。
ファインダーで合わせ、主鏡を覗く作業が15分ほど、30ミリのアイピースに細長い星雲状の天体が飛び込んできた。とても淡い天体だが、これが探していたNGC4565だ。
b0100253_16331155.jpg
宇宙空間に浮かんでいる感のたっぷりなこの方錐状銀河、御存じラジウム星人の故郷なのだ。渦巻銀河を真横から見るとこんな風に凸レンズ型に見える。エッジオン銀河とも言う。
180秒×17コマコンポジット ISO1600。天体を確認するためカメラを付けはずしするのでその間にどうしてもピントが甘くなってしまう。しかし前は120秒しか出来なかったノータッチガイドも調整の甲斐ありいまでは180秒まで伸びた。160Jは優秀な赤道儀だ。画像はまだまだ改善の余地ありあだが、早く仕上げたかった。
赤道儀もさることながら、最近のスカイウオッチャーBKPや、ケンコーSEシリーズなど、安価ながら精度も良く作りも良い望遠鏡が登場し、気軽に長焦点撮影が出来るようになったことは嬉しい。
フィトンチッドではこのニュートン反射BKPシリーズ、ケンコーSEシリーズとも特価で販売している。実物実践機もビジターセンターにあるので、興味のある方は見に来てほしい。
昨夜はマイナス5度の冷え込み、でも銀河を探していると心が熱くなるのを感じた。
by phyton_info | 2016-02-09 16:23 | 宇宙 | Comments(0)