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みずがきの森から

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 山梨県北杜市須玉町   田舎暮らしのブログ

渦巻銀河M100・・・

良く晴れていた8日の夜、早春の夜空に開く宇宙の窓から、ディープスカイの銀河を撮ろうとワクワクしていた。時刻はもう夜中の0時を回り、外気は氷点下5度を更に下回っていた。でも風はほとんどなく達磨のように着込んだ防寒着のおかげで長時間星空の下に出られていた。NGC4565を捕える事が出来、ほぼこの夜の目標は達成でき、気を良くして更に遠くの淡い銀河を捕えようと、いつものように微光星を自分なの図形に変換してその天体を探し始めた。
撮影目標はM100銀河、髪の毛座に位置し、距離6000万光年の綺麗な渦巻銀河だ。夜中の時間M100は天に高く上る座標に達し、BKP300のファインダーも背丈のずっと上、なのでいつものようにビールのケースをいくつか並べ、その上を床として覗く。星図を頭に叩き込むのだが、台の上に上るときどっこいしょ、と声を出すと記憶が薄れてしまい。どっこいしょとか言わないように星図と台の上を繰り返し、数十分後アイピースに淡い光芒が飛び込んできた。大変な手動導入だがこういう瞬間心が歓喜するのだ。M100を画角の中央に寄せ撮影を開始した。
b0100253_21273571.jpg
小さなイメージのM100だが、1500㎜ではわりと大きく写る。以前BKP250でも撮影したことが有るが、もう少し小さく、逆に周辺の小さな銀河群もたくさん写り、それはそれで良かったが、やはり今は銀河を大きく撮りたい気持ちが優先。
180秒×20コマ ISO1600 SI,POなどで画像処理。ここで気が付いた失敗、8日の夕刻に一生懸命撮影したフラットフレームを寒さと眠気に寄る操作ミスで消去してしまっていた。でも天体を消去してなくてよかった。
・・・時刻はもう午前2時、北斗七星は天高く、東の宙にはかんむり座、少しすると南東の宙に土星が上るころ。未だ風は無く最高の撮影条件、東の山から星々がしんしんと上り来るような不思議な感覚がしていた。星空の下では自分の無力感を存分に味わい、欲張った皮が裸になる。無心で望遠鏡にしがみつき、遠くを見ようとする。どんな意味があるのだろうと思うが今は解らないし考える余裕もない。淡い光芒を見つけてはドキドキする、この繰り返しだ。
天文薄明までは3時間ある、M100の次には何処の銀河に立ち寄ろうか。
by phyton_info | 2016-02-10 21:57 | 宇宙 | Comments(0)