数か月ぶりに晴れた夜・・・
午後にはKさんがこられ、お互い星空に大きな期待を抱き話も弾んだ。ただ、季節的に稲刈りのシーズンで、翌朝の寝坊は禁物。
この夜は甲府のYさんから写真教室の予約もあり、19時半にビジターセンターの観測所でスタンバイしていた。
薄明も終わり宙には見事な星空が広がってい。、とても久しぶりの撮影なので手順を頭の中で繰り返しながらチャンスを逃すまいとしていた。Yさんが到着し、少しの星空解説後に持ってこられたEOS5DⅢを30cm反射に取り付け、ぶつぶつ手順をつぶやきつつ撮影となった。アンドロメダは北東の空で十分な高度に達していた。露出が終わるとYさんと二人「おおーっ」と歓声を上げるほどの写り、5Dは凄かった。
それから夏の銀河を追尾で何コマも撮り、嬉しそうにYさんが帰って行った。
時刻は22時近く、稲刈りの事が頭によぎるが、私もアンドロメダを撮りたい、アンドロメダは意外と手ごわくてなかなかいい写真が出来ていない。
色々考えた末、30センチの横にあるBKP250にEOS6Dの組み合わせで撮ることにした。このころから少し気になる雲の流れ、時折大きな塊でやってくる。
構図、ピント、キャリブレーション、そして撮影に入った。数コマ撮ると雲が通過するを繰り返したため、途中から放置して、駐車場の同志のもとへ遊びに行った。そこには3組の天文家が撮影をしていて、しばし楽しい話をさせてもらった。
やがて、空には雲の方が多くなり、なかば諦めかけていたが、何とか使えそうなコマをステライメージ8で処理してみた。
画角的にはBKP250がとてもいいと感じた。ざらざらしてしまったがようやくアンドロメダの全様を写すことが出来た。良く晴れた夜にたっぷりの露出でまた撮ってみたいが、今シーズンは難しそうだ。
雲の通貨があったものの、数か月ぶりの星空はとても澄んでいて、小さな星々のキラキラ光る様子がとても嬉しかった。
外はもう寒くてダウンが丁度いい、東の山から上るオリオンを懐かしく眺めていた。
こちらも麦草まで10cmの屈折望遠鏡を携えて足を伸ばしました。峠の気温が9度だったので霧を心配しましたが杞憂に終わり、明け方までM33が肉眼で視認できる台風一過の透き通る空でした。2017/O1アサシン彗星や北アメリカ星雲、網状星雲、バラ星雲、導入支援装置のサーチモードで秋の天の川くだりを15倍5度の視界で眺めました。
増富でまたやりたいですね。