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みずがきの森から

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 山梨県北杜市須玉町   田舎暮らしのブログ

カテゴリ:宇宙( 326 )

あれよあれよと月日は流れ、昨日は楽しみにしていたみずがき天文愛好会のプチ忘年会が開かれた。予定が延期になったり天気も下り坂ということで、参加できるメンバーも少なかったが実に楽しい忘年会と星見が出来た。
調子の悪かった私のE-ZEUSも、昼間のうちに広げ、ももんがさんとあれこれ研究した結果、原因がつかめ、正常に近く駆動するようになった。これに気をよくして、昼間の細い月や金星、そして太陽の残る中、ベガとアルタイルも観望出来た。
もちろん夜になるとわりと良い星空が広がり、阪神ファンいっこうさんも合流して撮影会が始まった。
私は新しいカメラ、EOS6Dの試写が目的だが、その成果はまた後日にでも。
今回はその何日か前に不調の赤道儀で何とか撮影したバブル星雲を紹介する。
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ガイドが安定せず原因もわからず強引に撮影を続けたバブル星雲、カメラはEOS7Dだ。11コマをコンポジットし処理したもの。以前にも撮影している天体だが、もっとバブルらしく強調すればよかったか?
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後で気が付いたのが、極軸がかなり狂っていたこと。一か月前のイベント時に友人に望遠鏡を見せたとき、「すごいっすねー」とか言いながら友人がピラーをゴンゴンと蹴とばしていたのを後になって思い出したのだ。これではダメなはず、でもダメなりにガイドしてしまうのがオートガイダーの凄さなのだろうか。
バブル星雲を撮るときはいつもバブル時代を思い出してして笑ってしまう。私にとっても懐かしくいい時代だった。
・・・昨夜の愛好会の例会はとても楽しく有意義で、E-ZEUSも正常に近くなり、EOS6Dの試写も出来た。7Dよりも圧倒的に広い画角に感動したのは他でもない。
by phyton_info | 2016-12-04 11:33 | 宇宙 | Comments(2)
先日6日の夜、台風一過の満天星夜を狙い天体撮影に臨んだ。まだ西空に月が残る時間から準備に取り掛かり、二階のスライドルームをガラガラと開けた。上を見上げると白鳥座やカシオペアが輝き、この夜は行けるぞ・・、と意気込んでいた。
長い焦点距離のBKP300で系外銀河や小さな散光星雲を撮ろうと頭の中におよその構図を描いていた。
赤道儀とE-ZEUS、オートガイダーなどすべてのコードを接続し電源を押した。「あれっ?」急に赤道儀が動き出し止まらない・・?もう一度やり直しても同じこと。どこか接続を間違えたか?何度も何度も試すがどうしても正常に駆動しない。そこでダメもとでE-ZEUSの製作元に電話してみると、何とかつながり事情を説明し解決策を聞いたのだが、今回のケースは異常で、早々代替え機を送るとの事。
この夜に備え折角描いていた構図は仕方なく断念せざるを得なかった。
でも幸い私には、昔の天文仲間や友人からお世話してもらった望遠鏡が何台もあり、この夜はBKP300の隣に設置してあるMT-160で撮影することにした。M,Tを搭載しているタカハシEM-200にはオートガイダー無いため、極軸を精密に合わせてノータッチガイドとなる。
急に望遠鏡が変わったものだから何を撮ろうかしばらく悩んだが、何度も撮影しなかなかいい結果の出ていないアンドロメダ銀河を撮ることにした。宙は良く晴れているのだが風がやや強い、420秒だと失敗が多く、300秒で撮ることにした。25ショットをリモコンに記憶させシャッターを切った。
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前のよりはきっといい写真になるだろうと甘く考え画像処理を始めたのだが、一か月超のブランクは深刻なもので、まったく思うようにいかないのだ。ブランクよりも疲れの方に原因があるのか?それとも腹が減っているからなのか?どの理由を探してみても言い訳となる。ただ今回の迷走アンドロメダで、また少し画像処理の奥深さを味わい勉強になったのは確かなこと。
撮影の合間にいろいろな双眼鏡で天体の観望もしたし、テラスの手すりにもたれて公園を見渡すと、ももんがさんのライトが点滅したり移動したりしていて、天文家魂を感じた。私も頑張って魂の入った銀河写真を仕上げたいものだ。
by phyton_info | 2016-10-09 21:32 | 宇宙 | Comments(2)
17日土曜日のこと、天文愛好会の勉強会当日なのだが、朝から用事が入ってバタバタしつつ何とか昼過ぎにはビジターセンターで準備に入った。情報によると前日から現地入りしていたKさんが周辺にいるらしい、駐車場にはももんがさんの車も停まっていて・・まだ開始時間には早いが、みなの気合の入れようには頭が下がる思いだ。
14時前にはパソコンやらハードディスクやらお茶やら二階に運び、他のメンバーの到着を待ちながら、先発隊でもう勉強会が始まった。
やがて一人また一人と会員が集結し、総勢7名での勉強会が始まった。
・・・中略、内容はかなり濃密な画像処理についての勉強で、学生時代の授業のように静かに説明を聞いたり質問したり、お茶や食事を挟んでおよそ6時間ほども熱心に勉強をした。
普段せっかく一生懸命撮影しても画像処理はお気軽処理の私、Kさんや他メンバーに勧められステライメージでのコンポジットをRAW現像からベイやー配列でのコンポジットに変えてみることにした。
せっかくの勉強会の成果を示さねばとの使命感?から今まで何度もてこずっているNGC253を再々々処理してみた。
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少しは成果が出ていると思うのだが如何なものか?相変わらずフラットが撮ってないためフラットエイドによるなぞり効果でそれとしている。保存形式も変え、各処理の工程には前より数倍の時間を要した。
背景になじんだ透明感みたいなものを出したかったのだが今回も少し浮いてしまった。このNGC253をはじめ、ベイやー配列でやり直すべき天体は沢山ストックがあり、これから先ががおもいやられ・・いやいや楽しみだ。30センチニュートンも自動導入となり、秋から冬場に出来るだけ撮影をしたいと思う。
・・・勉強会は最終的に夜10時ころまで続き、雑談も沢山して有意義のうちに終わっが、実のある内容だったので、途中逃げ出したくなるほど頭を苦しめた場面も。
個人的に思うのだが趣味とは出来る限り追求し、やり遂げる過程では努力、苦しみ、辛さも味わうほうが後の達成感は大きく、日々生活していくうえで掛け替えのない栄養となると感じている。
今回もハードな面、優しいお話し、談笑ありと、これから天体写真に挑戦される方にも大いに役に立ちそうな勉強会、今後も同様の事を続けていこうと話し夜遅くに解散となった。

・・ビジターセンターのお客様で星や宇宙に興味をお持ちの方が増えてきました、晩秋のころ駐車場など市民観望会の開催も検討しています。みずがきエリアが気軽に星空に親しめる場所となるよう工夫していきます。
by phyton_info | 2016-09-18 21:41 | 宇宙 | Comments(4)
先日ついに私の30センチニュートンが自動導入化した。搭載する赤道儀は35年も前のタカハシ160J型だ。古い赤道儀も自動導入機に改造出来ることを知り、高価なモータやコントローラに変えた。
「E-ZEUSⅡ」というシステムだ。古い機材はあまり躊躇せずにいじれるので私のような天文屋にはとても楽しい改造だ。
さっそくそれをテストしたのが昨日のNGC7293だ。オートガイドも上手くいくことが分かり増々楽しさが倍増。そしてついに観たぞ聞いたぞ撮ったぞ・・「ステファンの五つ子」
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画像が悪いのは空が曇ってしまいそれを承知で撮影していたため。一枚だけの撮影だが、過去に手動導入で一生懸命・・一度に一時間以上かけて目を凝らして捜し、何年もとらえることが出来なかったステファンの五つ子なのだ。
五つ子とは画面中央やや左の淡いごちゃっとした銀河群がそれだ、距離がなんと一億光年以上もあるという。これだけ淡い天体になるといくら手動導入に慣れていてもそう簡単にはとらえることが出来ないはずた。
それが・・星図で指定してボタンを押すと視野にちゃんと入ってくる。手動人間が自動化に大喜びした瞬間だった。これで増々天文に夢中になること間違いなし。

さて、みずがき湖は?すっかり秋に、昼間の残暑はあるものの満天星つつじやもみじが少し赤くなってきた。秋のみずがき湖や増富温泉は静かでゆっくりと観光できます。そろそろ紅葉狩りの下見にでも出かけてみませんか?
by phyton_info | 2016-09-02 22:43 | 宇宙 | Comments(0)
何号だったか?迷走台風が東北に上陸し、大きな被害が出たという。私も台風接近に備えテラスの観測所から30センチやMT鏡筒などを外し屋内に避難させていた。とてもe-ゼウスを取り付けるような状況ではなかった。
ところが先月30日、台風のコースが北に変わり、これは早めに晴れになるだろうと、急いでe-ゼウスの取り付けに掛った。
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取説を見ながら作業し、モーターを両軸に取り付けた。しかしどうしても干渉してしまう部分もあり、重い鏡筒や金属のプレートを何度となく外しては付けてと重労働となった。コントローラも取り付け、スイッチを押すとようやくe-ゼウスがキューンと音を立てて動き出した。もちろん他にも苦労した部分が沢山あるが、販売店に聞いたりしながら無事30センチ反射が自動導入化された。夕方からはライトを設置し作業していて、抜群の星空に気づいたのは20時頃だった。風も弱く、上手くいけば撮影することも出来るのでは?と、赤道儀の調子を整えたり、この日の予定にはなかったQHY5ⅡとPHDによるオートガイドも取り付けテストしてみることにした。
天文ソフトで天体を指定し導入ボタンを押すとキューンと軽快な音とともに大きな鏡筒が動く、今まで手動導入の私は感動のあまり、しばしの時間色々な球状星団などを観望もした。
やがて気温がぐんぐん下がり、厚着をして何を撮ろうかと星空を眺めていた。色々撮りたいものはあるが今夜はまだテスト段階、わかりやすい天体NGC7293を指定し導入ボタンを押した。
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画角の端っこに寄ってしまったが、オートガイドも順調に作動し、とることが出来た、以前250㎜F1000㎜のNGC7293より格段に大きく撮れる。
オートガイドでISO800で420秒を6コマとした。そのあとは通常の天体画像処理。ちなみに極軸はQHYのポールマスターで精密に合わせたためとてもスムースなガイドとなった。途中深夜に、こちらの観測所に来ていた宙友のKさんも来て、私の自動導入化をお祝い?してくれた。
一夜明けた今日は徹夜観測がひびき怠いの極地だが例により太陽の下で仕事をしヘロヘロになった。
BKP300の自動導入化により観測効率が格段に上がりそうで楽しみなのだが、大きな望遠鏡を苦労して動かし手動導入していたことが懐かしくなってしまうのだろうか?
なんにせよ、秋冬に向けて観測の時間も作り撮影を楽しみたいものだ。
by phyton_info | 2016-09-01 22:14 | 宇宙 | Comments(0)
昨日からみずがき湖にて「アストロフェスINみずがき」が開かれ、みずがき天文愛好会のメンバーや、天文ファン、一般の方々と楽しい一夜を過ごしました。
お天気が心配されていましたが、20時頃から晴れはじめ、夜遅くには完ぺきといえるくらいの素晴らしい星空が広がり、土星や火星、M22、M4などの球状星団、M8などの星雲、そして大きな流れ星「やぎ座流星群」を観測できました。
日頃、撮影で夜間お会いしていた方々とゆっくり星の話が出来とても楽しく有意義なフェスとなり、参加された方にも高倍率で土星の環を観測してもらい、大きな歓声も上がりました。
アストロフェスに参加された方、関係各種の方々に感謝いたします。
語ればとても話しきれないほどの楽しいことですが、その中で夜遅くに上がってきたアンドロメダ銀河を題材にして、画角のこと露出の事、ピントの事を勉強したとき、一枚撮りで撮ったアンドロメダを紹介します。
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BKP300、キャノンEOS7D改、ISO6400にて40秒、PSエレメンツで調整。
色々な天体望遠鏡、太陽のプロミネンス、大型双眼鏡での星雲観望、モニターに映る美しい新星影写真・・などなど、体は疲れましたが気持ちはいまだ星空の中にいるようです。
今回のフェスを終えて、いろいろ反省や改良を重ね、またいずれ第二回のアストロフェスに向けて頑張ろうねと話し昼頃に解散となりました。
皆さんお疲れ様でした。
by phyton_info | 2016-07-31 21:10 | 宇宙 | Comments(2)
西から東海まで梅雨明けとのこと。もうすぐ梅雨明けとなる山梨県は甲州市で37.5度の猛暑となった。
そこまで上がるといくら涼しい我が家も熱帯夜。昼間に欲張って農業部門で球の汗をかき、少しは痩せた?と聞いても首を横に振る家族いる。
それなら系外銀河NGC天体で涼しくなろう・・?なんて、またまた始めた再の再の再の画像処理。撮影日を見ると今年2月8日とある。あの頃のキーンと冷えた空気を思い起こしながらモニターとにらめっこした結果。
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こんなん出ました。何度やっても上手くいかず、でも少しずつ良くなってないかな?この天体NGC4565は、みずがき湖ビジターセンターのゆるキャラ「ラジウム星人」の故郷なのだ。だからなるべくきれいに仕上げたい。月末のアストロフェスINみずがきで綺麗な写真を紹介するためにも毎夜の画像処理&勉強は続くのです。
痩せたと思うんだけどなー。
by phyton_info | 2016-07-18 22:10 | 宇宙 | Comments(0)
先日月曜、火曜と地元観光協会や増富温泉の女将の会の天体観測会を開いた。まだ梅雨の最中で、曇り空が多く、時々のぞく晴れ間を狙いあちこち望遠鏡を操作した。ちょうど半月の月や、火星 土星などが見え隠れし、皆で歓声を上げながら涼しいテラスでの観測となった。観光業者向けとあって、増富の星空が日本有数のもの、ここでは天の川が当たり前に観測できることなど、地元の星空が貴重な財産であることなどを話しながらの観測会だ。
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満点の星空は見られなかったが、顔なじみの仲間で楽しく時間を過ごし、今後宿泊者向けの星空観測会を進めていこうと話した。
もうすぐ梅雨が明ける、毎日の農業とビジターセンター運営で体も締まり(うそ)体力も付いた。前途多難ではあるが星空や天体観測は続けていきたいと思う。
by phyton_info | 2016-07-14 16:09 | 宇宙 | Comments(0)
今日も一日小雨が舞う天気。昨日のうちにビジターセンターの回りほとんどを草刈出来たので、気をよくして今夜は寒いころに撮影したM106辺りの領域を宇宙っぽくしてやるぞ・・と再処理を始めた。
わりと明るいM106なのだが、ファインダーで探すのはかなり大変だった。銀河の中心部は明るいのだが、その周りの腕がびみょーに淡く複雑なのだ。20コマのコンポジットはしてあるので、SI7で処理を進めて、今まで気が付かなかったボタンも発見、SIでの儀式が終わると次にPSに持っていく。PSでの儀式はおもにカラー調整。流れ作業で・・といってもかなりの時間が経過しているが。・・適当なフラットフレームが見つからず、フラットエイドに開いてみた。これは凄いのだが、手がプルプルして上手く操作できないことが常となっている。
そして、もう遅いのでここまでというのがこちら。
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プルプル感が伝わっただろうか?前回のNGC4565は濁った宇宙になってしまったが、発見したボタンで今回は少し透明な宇宙空間になった。フィルム時代には向けることがなかった天体だが、こうしてみると案外明るくそして大きい銀河ではないか。これはBKP300 fl1500㎜の画像。鏡筒バンドを含めると30キロになるBKP300だが、大きさ焦点距離とも設置型としては丁度よいと思う。私は高橋システム160J架台に搭載しているが何の問題もなくまだ余裕もありそう。
もし少し大きめの機材を検討している方がいたら、このBKP300はどうだろうか?みずがき湖ビジターセンターにはこの実機があるので来てみるのもいいかもしれない。なんといっても10万円くらいというその価格が嬉しい、でもつくりはしっかりしている。興味のある方はどうぞご連絡ください。特価で対応します。
by phyton_info | 2016-06-28 22:45 | 宇宙 | Comments(0)
小雨が時折降るどんより天気、イギリスのEU離脱のニュースが駆け巡り為替も株価も大混乱。しかし一日畑や田んぼ仕事で疲労困憊。早く寝ようかと思ったがパソコンの中の天体画像を見ていたらつい、「再処理でもするか・・」とよからぬ目論見を・・。
今年の2月に撮影している方錐状銀河NGC4565をコンポジットし始めた。前にコンポしたやつはどっかに行っちゃって。やり直し。
前の画像は銀河のバルジが明るすぎて暗黒帯がつぶれた、そしてクリアーな宇宙空間感が出せなかった。
さて今回は・・。
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大して変わらん。ポチポチも出てきたし、でも雰囲気はあるか?
BKP300はfl1500㎜、銀河にも星雲にもちょうどいい、集光力はさすがだが、シャープさではBKP250の方が勝っている感じがする。もっと光軸を詰めてピントを追えば高い性能を発揮できそうなのだが、それはたまにしかできていない。梅雨時で観測所も開けてないから望遠鏡もほこりになってるし、一日くらい昼間の天文デーで機材整備をしたいものだ。

7月2日の天文の集まり、検討中の皆さん是非みずがき湖でお会いしましょう。
by phyton_info | 2016-06-26 00:27 | 宇宙 | Comments(0)