いよたんとの再会・・・
昨夜の月齢・・・そう十六夜の月
個人的に愛してやまない十六夜なのです、この気持ちなんとなく察していただけますか?
この良き月夜に私はやらねばならぬ儀式?があったのです・・・そう、いよたんを再びビジターセンターに呼び戻すこと。
いよたんとは みずがき湖ビジターセンターに住んでいた座敷わらしのことです、その付き合いは長く、私に子どもが出来た頃から私達家族といつも一緒にいた座敷わらしなのです。
いよたんは昨年秋口までこのビジターセンターにいて、天文教室で宿直している私に色んな悪戯をして驚かせ、色んな音を出しその存在を伝えていたのですが ・・・・これが結構怖いのです・・・・私眠れませんでした
困った私は色んな方法で座敷わらしのいよたんを追い出してしまったのです・・・・けつか貧乏?になってきたような・・・・?つきが何処かに行ってしまったような・・・
やはり一緒に住んでともに遊び喜ばねば いよたんも寂しいはず・・・・
そんなおり、楽しい宴の会が催され、この日を逃してはならぬ・・・と、私は結界の封印を解き、いよたんが帰ってくるのを一人待つことにしたのです。
宴も終わり、皆を見送り、私は宿直の準備に・・・やがて家内と息子は「ホントーに泊まるの」?などと含みのある言葉を残し帰ったのです・・・・
私 久々にビビってました・・・・
高鳴る心臓がいよたんとの再会を予感させ・・・・つーか酔っているのかなとも感じました。
誰もいなくなったセンターの天文テラスには大きな十六夜の月が掛り、その下からマイナス2等星の木星が追づいしています。
とても明るく暑いくらいの夜で、体に浴びる月のシャワーにしばしご満悦に難しいことなど考えたりしたのでした。
この後私はいよいよこの時が来たんだ・・・・と胸が熱くなるようなものを自覚することになるのです・・・・
続きはまた明日