湖畔で見上げた星空・・・
雪の降りそうな天気も夕方には一変、なんと快晴となり、夕飯後には防寒着に着替えてみすがき湖に来てしまった。
今月はもう何日も天体観測が出来ているので、この夜はあまり慌てる事は無く、ゆっくりと撮ればいいやと考えていた。
部屋でニュースを見た後外に出ると「おおーっ」今夜も満天の星空が広がっている。無風状態で寒さも適度、観測所を開ける前に湖畔に立って星空を撮ってみようと思い付いた。よくみずがき湖に来られるももんがさんや他の天文家の方が、この公園や湖畔で良く撮影していて、素晴らしい作品を見せてくれていた。この夜はそんな雰囲気の写真を撮ってみようと意気込んだ。カメラを三脚に取り付け、階段を下り裏口から湖畔に向かった。外は静かで誰も来ていないよう、雪予報だったから敬遠したようだ。
湖畔のロックフィルに三脚を立てて星空を見上げた。星空とシルエットの山々、鹿鳴峡大橋の映りこんだ湖面がとても綺麗だ。
よし連続撮影して日周運動を撮ってみよう。構図を合わせ始めるものの湖から吹きあげる冷たい風が体に吹き付け寒い。
10分露出で15コマほど撮影し、何とか比較明合成が出来ないものかとやってみたのがこの写真。初めての経験でどうやるのか見当がつかなかったがKさんが言われたように普通に画像を入れてポンと押せばできるよ・・の言葉を信じてポンと押して合成しそのご微調整をした。
いわゆる「北天ぐるぐる」だ。もっと広角のレンズで撮ればいいだろうなと思いながらも、何だか楽しかった。
その後、夜遅くには星友の田中さんも合流し、観測所も開けて次の撮影に向かった。風も無く程よく寒く、そして満天の星空が広がっていた。