昨年の今頃に購入したスカイウオッチャーBKP300はタカハシ160J架台に同架し順調に運用してきた。今まで使っていたMT160やBKP250は焦点距離1000ミリで何とかノータッチガイドが出来ていたが、300は焦点距離1500ミリ、もちろんノータッチガイドの限界はとっくに超えている。それでも極軸を手動でちくいち修正し、180秒のガイドが出来るようになった。今ではみすがき湖ビジターセンターでメインの撮影機材として使っている。
今回は昨年秋に撮影した秋の系外銀河をいくつか再処理することした。でもそんなにうまくはいかなかったが・・。
こちらは彫刻室座のNGC253、南の低空に見え、みずがき湖からは少しだけ甲府市の光がかぶる位置だ。でもかなり大きな銀河で、双眼鏡やファインターでも楽に見つけられる。前回の処理では中心部のつぶれ、カラー、フラットの不良がありパッとしなかった。今回はコンポジットからやり直し、調整した。最後の方で製作していたフラットフレームが合わず、フラットエイドを使った。私がフラットエイドを使うときどうも手がプルプルしてはみ出してしまうので、今回は息子に協力してもらった。息子は絵を描くのが好きなのですいすいとやっていた。
色々、何ども苦労したけどそんなに大きな進歩は無かったNGC253。これから雨の日や満月期に星に想いを寄せて再処理も進めたいと思う。