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みずがきの森から

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 山梨県北杜市須玉町   田舎暮らしのブログ

冷却CMOSで魅惑のまゆ星雲を撮る・・・

星空が広がった先日17日夜、疲れていたが少ない晴れを逃すのは惜しいと、みずがき湖の観測所に来ていた。突然の晴れに撮影はノープランで、宙を見上げては何を撮ろうかと思案し、途中気が変わったり、雲が通過したリの涼しい夜。
二台並んだ望遠鏡のうち25cm反射にはEOS6Dを付け網状星雲やM33などを順調に撮影していた。では隣の30センチ反射は?というと、M16を導入してみたり、NGC253はまだか?などと、やはりプランは無い。M27に行くか、リングか?と考えたとき、白鳥座の一角にある「まゆ星雲」を強烈に思い出した。あの紅くてもわもわした感じ、むにゅむにゅっと取り巻く紫っぽい光芒・・・、とても魅力的な星雲だ。この星雲は以前にも狙ったことがある。BKP300+EOS7Dだったが、ピントや外気温によるノイズ、などもあり、ぼやーっとした感じにしか撮れなかった、その画像がこちらだ。
b0100253_21324950.jpg
全体的なニュアンスはばっちりかと思うが、再処理してもそれ以上は得られなかった。しかし今回はモノクロ冷却CMOで挑戦してみた。しかしこのところRGBの枚数不足や、合成の失敗などで、冷却CMOSで失敗が多く、期待しながらもどこかでやらかしてしまう夜が多かった。
今回はどうだろうか? ガイドは上手くいっている、gainはどうか、上げるか下げるか・・・?必死に考えプログラムした。それがこちら。
b0100253_21405033.jpg
どうだろうか、全体的に引き締まった感じだと思うが。
BKP300+ASI1600MMC gain300 各240秒 マイナス20℃
雲も現れず順調にコマ数を重ねていたのだが、何という事か、途中から風が強くなり、30センチF5のボデーに吹き付けるものだから次第にガイドが怪しくなり、ついにはガイド星を見失ってしまった。L6枚 R4枚 G4枚
B1枚と、予定の半分以下のコマ数になってしまい、上手く処理できるかわからなかったが、細かく微調整しながら合成した結果何とか着地。もう少し沢山のコマを撮影出来ていれば星雲を取り巻く紫のベールまで表現出来たのかもしれない。
この夜も二台の望遠鏡を同時に動かしていたので、椅子に座る暇も無くずーっと外の作業で、とても疲れた。でも撮影が終わる頃にはスローペースになり、秋の星座を双眼鏡で眺めることも出来た。遅くまで撮影を続けると翌日、翌々日までぼーっとして怠く、もう星なんか見るもんかみたいな感じにも・・これって深酒しすぎた誰かさんがいつも言っているセリフにも似ているなとおかしくなった。

by phyton_info | 2018-08-22 21:54 | 宇宙 | Comments(2)
Commented by viewru3103 at 2018-08-22 22:45 x
こんばんは。

先日の晩は、涼しくて天気も良くて素晴らしい星空でした。
今回のまゆは、内部構造までよくわかり、素晴らしい出来ですね。
予定枚数いかないでこれだけの画像ですから、
予定通りだったら、もっと良かったのでしょうか。
Commented by phyton_info at 2018-08-24 19:55
viewru3103さん、こんばんは。先日の夜は色々お話しできて楽しかったです。なかなか上手く撮れなかったまゆ星雲ですが、おっしゃる通り良い感じに表現出来ました。いつもPHDガイデングですが、PHD2ガイドの方が良いのかななんてこの頃考えます。ガイド星をロスしても戻れればいいのですが。次回は枚数稼ぎます。