カラー冷却、ASI294MCファーストライト・・・
昨年末のみずがき天文愛好会忘年会の時から導入している、カラー冷却CMOSは、撮影のチャンスがたびたび訪れていたが、撮影ソフトの相性や、ケーブルの不足などから、ファーストライトが出来ないまま時は2018年大晦日になっていた。
少しの間に大変だけど撮影ソフトの準備や、ケーブルの延長、Wi-Fiを使った赤道儀の操作・・・など、仲間に教わったり、ネットで調べたりを経て、ようやく本撮影へとこぎつけたのだ。このCMOSを運用するために新たにノートパソコンも購入し、準備万端で導入した天体は何故かオリオン大星雲、あれこれ最初の天体を想定していたが、いざ性能を試すにはM42が良いだろうということになった。望遠鏡はBKP250 F4、このCMOSのセンサーはAPS-Cより少し小さい、M42を入れるのは少し窮屈さを感じた。冷却温度はマイナス30度、ゲイン350、300秒の露出でサクサク撮れる。
カラーは楽だ、ただ、センサー前に入れたIRカットフィルター、これは効くのか効かないのか分からぬままの撮影。このフィルターで減光されるだろうと思いゲインをかなり上げたのだ。
ファーストライトなのでじっくり納得いくまで調整しようと取り組んだが、やっているうちに分からなくなりそうなのでこの辺りで良しとしてアップする。
どうだろうか?ノイズが少なく、ザラザラ感は少ない様だ。露出300秒としたが、実際は多段階露出をしていて、150秒、60秒、30秒、10秒と、色んな露出を加算でコンポジッとしている。なので何とかトラぺジウムも確認でき、リアの淡いループ感も出ている。もう少し立体感のあるように処理できたらと思うが、こちらを立てればあちらがたたずで、強調すると青い輝星が強くなりすぎうるさく感じるので難しい。
何コマ撮ったの?と聞かれるだろうが、実はサブのパソコンで撮っていて、それが入院中、データはどうなるか分からずで分からないのだ、たまたまファーストライトのM42だけはメインのパソコンに移していた。厳しい寒さの中でのハードな機材の操作は何が起こるか分からないので、逐一手当しながら故障の無いよう運用したいものだ。
それでもかなりの枚数のコンポジットなのだが、知っている方も多いと思が、まだステライメージ8での自動生成は対応していない。ので一つ一つ手作業での基準点うち、コンポジットやその他、ちょっと疲れてしまった。
だからこそ楽しいのかもね。