人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

みずがきの森から

phyton.exblog.jp

 山梨県北杜市須玉町   田舎暮らしのブログ

エリダヌスにある大きな棒渦巻銀河NGC1300・・

特に何もせずクリスマスが来て、もう少し感動的なイベントにしたかったのに・・・、でも楽しいことあった。
24日イブの夜、タレントのテツ&トモさんがビジターセンターに来られて、家内教えるフェルト干支のネズミマスコット作り教室を受けられたのだ。そうテレビのロケだよ、お正月6日に放送とか。
近くで見ていておかしくておかしくて、流石芸人さんと感心感動大笑いだった。手先も器用でフエルトネズミをすんなりと上手に作ってしまった。
ロケが終わったのが19時半ころ、晴れ間を狙った愛好会の宙ガールさくちゃんがもう撮影準備をしていて、一緒に熱々うどんを食べて、じゃ折角なので撮ろうか・・、と私も観測所をオープンさせた。
しかしかなり急な晴れなので準備はしたもののノープランで、何をどうしよう?なんてまごまごして、二台の望遠鏡をいじっていて、前回スイッチオンのまま手動であちこち動かしてしまっていたEQ6proはなかなかアライメントが出来なくて・・。手で動かすんじゃなかった。
それでも何とか天体導入して、「あれっ」パソコン持ってきてない・・。仕方ないからBKP250はノータッチで運転。
そしてやっぱりノープランのBKP300は、空を眺めて色々導入撮影を繰り返していたが、何だかしっくりといかずで、
ふと、頭に浮かんだのが、エリダヌス座に大きな棒渦巻銀河だった。誰かが撮ったそれや、天文台のそれをを見たことがあるが、実際どんな風に写るのか凄く興味が出てきた。
ただ、時間的に遅い、低い、もたもたしているとL画像だけで終わりそう。でも何とか導入しちゃえ・・・・。、↓
エリダヌスにある大きな棒渦巻銀河NGC1300・・_b0100253_21020924.jpg
ちょっと?いろいろ?おかしなところもあるけど凄くカッコいい銀河ではないか。バルジから左右に延びる棒、かくッと折れ曲がって腕が始まっている、いったいどうすればこんな姿になるんだ?
よくみるとメインの構造以外にその先に大きく伸びている淡い腕が見える。これはかなり大きい、もっと高いうちから追いかけ始めればよかった。かろうじてRGBもとれたが、途中設定しなおしてまきでRGBは一枚ずつしか撮れなかった。L画像は180秒10コマ行けた。もう少しで南アルプスに没する寸前だつた。
結果は良いとは言えないが、今までよく知らなかった銀河を撮影出来て嬉しかった。
そうしてクリスマスイブは天体撮影で更けて行き、もうひと天体位行けそうなのだが、珍しく冷え込んできて多分氷点下なんだろうけど、この前買った温度計が壊れていていつまでたっても5度のまま、おかしーな。
翌日になってこの冬一番の冷え込み、みずがき湖は氷点下4.5度だった、どうりで冷えるわけだ。
折角の素晴らしい星空だけど、ノープランは駄目だね、もう未明の2時を過ぎた、ボリソフも撮りたいし、春銀河も撮りたい、でも体力的に限界だ。
いろいろ撮って試してみたけれど、なかなかいい処理も出来ず、それなりにできたところでまたお見せしたいと思う。
12月は天体の画像ばかりで過ぎてしまい、またまた新月期になって天体を・・・、そして年末年始晴れたならば是非みずがき湖辺りに撮影に来ないか?
夜の駐車場でロマンを追う男たちが黙々と活動していることを誰も知らないだろう。ここはまるで異空間だ。


by phyton_info | 2019-12-26 21:28 | 宇宙 | Comments(0)

by phyton_info