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みずがきの森から

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 山梨県北杜市須玉町   田舎暮らしのブログ

深まる秋のにおい・・・

秋は次第に深まり、朝晩ストーブをつけるようになった。
昨日は、少し前に刈り取った稲を脱穀する「稲コキ」という作業をした。今は暑くも寒くもなく、農作業するのに気持ちが良い、一日かけて家族と友人など5名でほぼ完全に仕上げることが出来た。作業の終わりは恒例の、ハーベスタが吐き出す細かいわらクズやしいなを集めて、火をつけ燃やす、この煙のにおいが大好きで、秋の深まりを体全体に感じる事が出来る煙なのだ。
深まる秋のにおい・・・_b0100253_20521461.jpg
我が家の稲作は機械こそ使うもののわりと古いスタイルで、特に稲穂の乾燥には牛と呼ばれる稲架けをして天日に干すのだが、この天日での乾燥が美味しさを大きく左右すると言われ、機械乾燥とは味が違うのだと・・・、そう信じて未だ続けている。

手間がかかるやり方で、もう少し効率的にやりたいのだが、ここは中山間地の棚田で一つ一つの田んぼが小さいから、必然的に古いスタイルの農業をすることになる。

こうしてお米の収穫も終わり、貯蓄しているお米が無くなったころ、この新米を食べることになるのだが、長く待つのも嫌なので少しだけ精米して新米の味を楽しみたいと思う。

・・年々体力は落ちる一方で、仕事量は増えて・・・、もっと体を絞ってシュッとしたスタイルで生き生き仕事に取り組みたいものだとしみじみ思うこの頃。

お米の収穫が終わり、キノコハウスを覗くと沢山のキノコの芽が出ている、数日のうちに、こんどはキノコ採りに追われる日々となる。
そんなこんなで寒さが増すと、仕事に加えて星見、星撮りも忙しくなる。でも贅沢な環境で暮らしていて良いね、と言われるように、私にとっては何にも代えがたい、奥深い暮らしなのだ。

by phyton_info | 2020-09-30 21:10 | 農業 | Comments(0)

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