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みずがきの森から

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 山梨県北杜市須玉町   田舎暮らしのブログ

2019年 01月 06日 ( 1 )

正月の観測は良い天気の連続、ここぞとばかりに何日も続けて夜のみずがき湖観測所で星を追いかけた。それは星空の地元に住んでいるから・・・、そればかりではない、一番は家族の理解だと口には出さないが有難く思った居る。「ちょっと行ってくる」だけで朝帰り、近くだとは言え家を空けるのは申し訳もないし、心配でもある。
そんな理想的?天文環境の中、この夜も二台の反射望遠鏡を動かし深宇宙を覗いていた。お正月ともなると夜おそくには春の星座も上り、3000㎜に伸ばした焦点距離で狙える天体が次々と思い浮かび、そして照準を合わせたのが大熊座のM82不規則銀河だ。M82は何というか、中心部の辺りからシュワーっとした爆発のような噴出があるのを天文台の写真やネットの宇宙画像で見ていて、ベテランの超技術者がアマチュアでも撮影されていたり、ちょっと憧れ的な天体でもある。それをみずがき湖にある機材で撮影してみようとチャレンジしたのだ。
カペラで同期させた望遠鏡が自動でM82に向かい停止、APTの画面にライブで浮かぶそれは今までより遥かに大きく、3000㎜の威力は抜群、ただ、ピントを読むのが難しく、他の天体などでは、使えないほどのピンを外しているものもあった。
APTのフォーカスエイドを使い、数値の最小値を探ることを何度も繰り返し息を殺す。理想ではないがピンが決まり、次の工程に移る、PHDがキャリブレーションしている間に、APTの撮影プログラムを組み、オートガイド開始とともにスタートボタンを押した。一枚目は凄くワクワクする・・・。
b0100253_22501670.jpg
BKP300+2×ケンコートキナーテレプラス+ASI1600MMC、マイナス30度 ゲイン300
240秒 L18 R2 G2 B2 Ha2 ステライメージ、フォトショップEで画像処理
・・・ハッキリ言って露出不足ね、もっとたっぷり露出すればよかった、シュワーってのは良く分からないが、M82の雰囲気は出ていると思う。
このように、小さな天体には3000ミリで、M81などはノーマルの1500ミリで、M33などの大型天体は隣のBKP250で・・・、などと、色々な機材の組み合わせで可能性が広がった。ただ、苦労して撮影した天体にもガイドやピントなどの不良で没になるものも少なくない。一つ事つの作業を一層慎重にし、そうしたミスを減らしたいと感じた。また、撮影のプログラムも露出時間やゲインの操作を細かく調整すればもつと良い結果が得られそうだ。あれもこれもの欲張りを少し封印する必要もありそう。
二台の反射望遠鏡は次の天体へと向かい、夜はさらに深くなる、しかし、こうしている間にも前から仕込んでいる湖畔のEOS6Dが、タイムラプスの画像を記録し続けている。何と贅沢な時空にいるのだろう。

by phyton_info | 2019-01-06 23:10 | 宇宙 | Comments(0)