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みずがきの森から

phyton.exblog.jp

 山梨県北杜市須玉町   田舎暮らしのブログ

2019年 01月 12日 ( 1 )

今月2日の観測は、観測所が開けっ放しで望遠鏡もセットしてありカメラも取り付けてある、電源をオンにするだけですぐに観測体勢に入れる好条件。この夜も星空は抜群、安定した天気で風も弱い。しかし新年早々なので他の観測者は少なく、東京から来られたHさんが一人駐車場で頑張っておられた。
珍しく観測計画なる手書きの天体ナンバーと撮影候補の望遠鏡、導入の手順などを記したメモを見ながら順番に導入し撮影するというサクサク観測をしていた。
その数ある天体の中でも、ここは魅惑の領域・・と、期待していた座標に向け30センチの鏡筒が向かい、APTで試写すると、「おおーっ」これは凄い。カッコいい、いろんなタイプの系外銀河が大小幾つも写野に浮かんだ。その魅惑の領域とは、しし座のカマの辺り、NGC3190を主にを、周辺に中小、小、微小銀河が一体幾つあるのかというくらいに散らばり、拡大してみると何かの宇宙特番で見たような「ボイド構造」を思わせるものだった。
・・・しかし、しかーし、やってしまつた。
フィルターホイールが回っていない、スイッチの入れ忘れだ・・・、ということで仕方なくL画像のみをコンポジッとした。
b0100253_20281494.jpg

モノクロ画像ながら個人的に大感動したものだ、何より3000㎜の写野にこれだけ個性のある銀河が多数写る領域は今まで知らないし経験もない。
深宇宙観に満ち溢れているではないか。L画像は取得してあるので、いつかRGBを撮影しようと思うが、再びこの構図に持ってこれるのだろうか?、私の撮影は構図とりのためにカメラを回すことが有るので、再度この構図に寄せられるかは分からない。
また、BKP300のノーマル焦点1500ミリでの撮影でもオートガイドが乱れることが多かったのだが、倍の3000㎜にしてからはガイドが安定している・・というのは何故だろう?
考えられるのがバランス、カメラの位置や、鏡筒後ろに張ったフェルトなどの影響が良い方に出てバランスよくなっているのかもしれない。
ガイド鏡はミルトル60EDにQHY5LⅡ、ガイドソフトがPHDの前のバージョンの物、この組み合わせが今のところ私の機材では最高の相性だ。

・・・こうして、長焦点のその先には魅惑の領域がいくつも存在し、今までにない構図で深宇宙感あふれる画像が撮れそうだとわかり今後楽しみになってきた。この夜の撮影はまだ続き、フィルターホイールが回らないままご機嫌で観測している自分がいた。


by phyton_info | 2019-01-12 20:44 | 宇宙 | Comments(0)