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みずがきの森から

phyton.exblog.jp

 山梨県北杜市須玉町   田舎暮らしのブログ

2019年 04月 11日 ( 1 )

おとめ座の楕円銀河M87でブラックホール撮影成功・・・、と、大きなニュースが流れた。、インタビューを受けた松本零士さん、小学生のころに想像していた通りのブラックホール映像だとコメント。でも同感、天文屋さんは皆こんな感じを想像していたはず。でもいよいよブラックホールに触手を伸ばした人類、どこへ向かい、いや、どこから来たのか?人類そして宇宙のルーツを探る旅はいつかそこにたどり着けるのだろうか。
・・・さて、先月末から4月上旬にかけ、みずがき湖から春の系外銀河を撮影しようと苦労しながらも沢山の画像を得ることができた。トリオ、M100、M64など銀河好きの私にはたまらない対象で、モニターにビューされるたびに大きな感動を覚え、飛び上がりはしないが「おおーっ」と叫ぶくらい心臓がトクトクしているのだ。(不整脈)?
そして4月1日の明け方、何となくカラス座の方向を見ていて、そのずーっと下にオメガ星団あるんだよなー、と高い山を恨めしく思っていた。撮影対象を決めていないノープラン観測なので一瞬星空の迷子となった私は、星雲星団のガイドブックを広げ今見えている銀河を探していた。
・・・・、南方向の山は西に行くと次第に低くなり、すぐ前の旧小学校上空にかけて視界がいい。甲府の光はあるが、ガイドブックに載っていた「南の回転花火銀河」と呼ばれるM83を撮ることに決め、30センチ主鏡を向けた。
その名前は知っていたが詳しい場所は知らず初めてM83を撮影することとなった。
b0100253_21172578.jpg
ファーストショットがモニターに浮かんだとき、おもわず「デカい」と叫んでいた。その姿は立派な棒渦巻銀河だった。大きさゆえに良く写るのだが、この夜はAPTのレベル表示が変になってしまい、極端に明るくなったり逆だったりと悩ましい時間が続いたが、決め手は過去の露出時間といつものゲインと割り切りビュー画像は無視してコマ数を重ねた。
・・・・時間はもう明け方の頃、多くは撮れないのでAPTの操作で早めにRGBまで撮影し、残り時間にL画像を重ねた・・とはいえ11コマだけだ、風かないのでガイドは安定し、PHDの警告音を聞くこともなく撮影は終了した。
悔やまれるのは、撮影していたダークとフラットを別のところにしまい、処理時に手元になかったこと。大部印象が変わるはずで、余裕のある時にどちらもばっちり撮影し、ばっちりどのPCにもにも適用しておく・・・、これを実践しよう。
もうすく薄明が始まる、例年ではこの暗闇の中トラツムギがキーン、キーンと鳴き始めるころ。東に横たわる銀河、南に沸くスタークラウド・・・、夏に向かうみずがき湖の空に星々が薄く消えていく。

by phyton_info | 2019-04-11 22:41 | 宇宙 | Comments(0)