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みずがきの森から

phyton.exblog.jp

 山梨県北杜市須玉町   田舎暮らしのブログ

2019年 06月 02日 ( 1 )

凄くいい季節だ、風はしっとりしていて微かに樹花の香りをまとい薄雲のフィルターは山々の彩度を優しく見せている。そしてここ二日は更にそれが深まり、耳に届く春ゼミの音が来るべき夏を想像させてくれる。
一日の時間は長く、いったん帰宅しても暗くなるまで裏の畑やキノコのフレームで成長を確認し、1歳半の雌犬のハルと顔をくっつける。
何度も言うが私は農業が嫌いで、染色やクラフト、ワークショップなどを主催する仕事を始めたのだが、一家の大木を失った4年前からは私が大木となるしかなく、現業に加えきのこ栽培や田んぼ、畑をと引継ぎ見様見真似の農業が始まったのだ。
・・・、それが、実のところはまっていて、こんなに楽しい仕事があったのかと欲張って作物もきのこも増やしているのだ。人間どうなるか分からぬものだ。
昨日のこと、樹花の香る夕方に裏の畑を歩いていると前から気になっていた人参の成長しきった木のようなそれに、しよぅぅ中のような大輪の花を発見してしまった。それは日増しに成長し、やがて綺麗な花となっていく。
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これは食べられるのだろうか?土中の人参はどうなっているのか?初めて目にする人参の花に驚いた。ネットで調べると食べられないとか天ぷらがおいしいとか・・・、どっちやねん?
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おおーっ、まるでボイド宇宙ではないか。食べきれずにほったらかしておいたのに今になり良いものを見せてもらった。そう、もうこうして土と真剣に付き合い始め4年となる、かなり上手くなったと自負している。春先に霜にやられるぞと脅かされていたジャガイモ君は、とこのジャガイモよりも大きくあおあお育ち、玉ねぎも引き抜き毎夜のサラダとなる。
記憶の中に残る「暮らす」という言葉の意味が分かり始めてきた。
西側の大畑にはアクの少ないワラビが植えられていて、先月から少しずつ摘んでは卵とじや鰹節にしょぅゅなどで夕飯のおかずとなっている。
若いころは肉が好きで、それなのに何故か我が家には肉は毒・・、という迷信が信じられていてかっっり食べることは少なかった。今となれば腹いっぱい食べてもいいのだろうけど、今度はこういう野菜や山菜の味にも染まり、現在風に言う豊かな食生活とでも言うのだろうか?
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しっとりとした樹花の香りを吸い込みながら薄暗い畑で摘む野菜、庭のソーラライトが光り始めたころが手と顔を洗い家族と食卓を囲んだ。

by phyton_info | 2019-06-02 22:08 | 農業 | Comments(2)