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みずがきの森から

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 山梨県北杜市須玉町   田舎暮らしのブログ

少し前から肉眼で見えるようになったウイルタネン彗星、次第に高度を上げ長い時間観測可能となり、晴れたらまた観測したいと機会をうかがっていた。
暖冬傾向の12月も、次第に寒くなり、毎朝氷が張る冷え込みで、そうなると星空の方も良く見えるようになる。
そのチャンスは昨夜にやってきた。
年末で忙しいのはだれしも一緒、ただ私は星空の下に住んでいる、その気になればいつでも撮影することが出来る。
そして20時頃には観測所を開け、観測体制を作りつつあった。しかし、ここからが大変だった。予定していたカメラをPCが認識できないとか、USBポートが緩くなっていて読み込めないとか、その他もろもろ2時間ほどももたつき無駄にしてしまっていた。
この事態を何とかしなくては・・と、考えたのが以前使っていたカメラEOS7Dを取り付けるという事。撮影が始まったころにはへとへとに疲れていた。
しかし一眼レフの取り回しは何と楽なのだろう、絶対に裏切らないという自信をカメラから感じていた。
で、ちょっと粗い画像だが、30センチF5の大きなウイルタネン彗星がこれだ。
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難しいことが出来なかったので単純に4コマをコンポジッとした。拡散したコマの大きさが凄く大きい。これで尾を引いてくれたら大彗星に昇格だ。
10コマも撮影するとその動きの速さも良く分かり、今後も期待が持てそうな彗星だ。
こうして私の昨夜の観測はトラブルから始まっていた、どうしてもどうしてもトラブルの原因が分からないときは落ち着いて初心に帰ること、出来ることを探して結果を逃さないようにすること、観測に備えて体力をつけておくなど・・、色んな教訓が出来た夜だった。
彗星の写りからこれは良いと、この夜はEOS7Dが主役となり漆黒の夜に赤いパイロットランプが点滅を続けていた。

# by phyton_info | 2018-12-11 19:33 | 宇宙 | Comments(0)
昼間は比較的暖かく、沢山のお客さんで賑やかなビジターセンターだった。12月でも活気が有りとても嬉しかった。
午後からは、みずがき天文愛好会の、忘年会+観測会が有り、お腹いっぱいに鍋を頂いた後、それぞれに駐車場に機材をセッティング、皆の目的は話題のウイルタネン彗星だ。
星図を頼りに双眼鏡で捜すとすぐに見つかる大きさと明るさで、会員さんが肉眼でも見えそう・・というのでそちらを肉眼で観測すると、見える見える、すっかり肉眼彗星となっていた。
今夜はやっかいな強風が吹き荒れるみずがき湖、ときおり10メートルを超えるような危険な風の中、久しぶりにスカイメモを使い彗星を狙った。
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よくぞぶれずに移ったというウイルタネン、今夜のカメラはEOS6D+ニコンED180f2.8レンズ。
60秒の露出を10コマ重ねた。可愛らしいすい星となった。
21時頃からは雲が出てきてしまい、会員さんは館内に集まり画像処理の勉強会となった。みなそれぞれに天文ソフトを使い教えあい教わり、今なおホールで実施中だ。
2018年の愛好会活動も大体終わり、残るは有志による双子群の観測、今なお吹く強風で明日の朝は冷え込みそう。
とうとう肉眼彗星となったウイルタネンから目が離せない。

# by phyton_info | 2018-12-08 23:20 | 宇宙 | Comments(0)
先日の事、良く晴れていてこのままいくと夜には星空が見える・・と、考えただけで体調不良が緩和し、天体観測にも耐えられそうだと、夜の撮影計画を立て始めた。
月のでは夜中の0時頃、手際よくすれば何天体かいけるはず、手書きの撮影計画書にはウィルタネン彗星の他に、天王星、海王星と書き記し撮影機材とカメラの組み合わせ、レンズによる焦点距離や撮影ソフトも記していた。
・・・そして夜の・・・7時頃みずがき湖のテラスからそれらの方向を確認し、まずはより西に位置する海王星から見てみようと導入ボタンを押した。接眼レンズの視野は30センチ主鏡の9000ミリ焦点から来るもの、その最果ての惑星は細かく揺れ時に静止し、柔らかな青緑の魅力的な宝石だ。もちろん見てみるだけでは収まらずに、CMOSカメラで動画撮影してみるのだが、焦点がなかなか読めない、狭い写野をあちこちに動き回る・・などで、今日にいたっても処理が出来ていない。
・・・、海王星の次に狙たのは一つ内側の惑星、天王星だ。モニターに映るその惑星も柔らかな青色で海王星より大きく見える。通過する雲をよけたとき2分ほどの動画撮影に成功した。
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画像処理に入ると、その色は一層美しく浮かび上がり、まるで彼方の地球が浮かんで見えているかのようで、色々な空想を楽しみながらの作業となった。
ピントが読めずおおよそ模様など分からないが、かなたの惑星が面積を持った球体として撮影できることに驚いた。ただ、天王星の中心部を飽和させてしまい、昼間の明るい室内での画像処理は難しいと感じた。いつかは撮ってみたいと思っていた最果ての惑星たちを捕えることが出来て嬉しく感じた。次回はピントをちゃんと出して微かな模様にも挑戦したい。
こうして私の久しぶりの天体撮影は中盤まで来たが、手書きでもなんでもある程度の撮影計画があるとトラブルも少なく効率のいいことに当たり前ながら再認識し、今後に生かそうと強く感じていた。

# by phyton_info | 2018-12-02 21:58 | 宇宙 | Comments(2)
実は昨日まで体調を崩し、でも仕事も休めずでも辛い日々を送っていた。しかし,ネットでGPVの真っ黒を見たら急にV字回復してきて、午後にはテラスの観測所を開け望遠鏡をセットする気力がわいてきた。体の不調には星空が良い・・・。
観測を始めたのは昨夜の17時頃から、珍しく撮影計画なる走り書きを作りそれに臨んだ。いろいろ試写したり調整したりの中で、是非撮ってみたいもの、そうウィルタネン彗星だった。
大よその位置しか分からず、ファインダーで手動導入しようと探し始めたとき、明らかに拡散した彗星上の天体が飛び込んできた。
久しぶりに「デカいぞ」とワクワクしてきた。双眼鏡でも確認するとそのまーるい光芒はアニメの白色彗星を思わせる姿ではないか。
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何とか撮影を始めたがみずがき湖にしてはかなり低いところにあるためあまり時間もかけられないし、時々雲もやってくる。
今回はBKP300にeos6dで5コマコンポジットした。とても大きな拡散したコマなのだが処理したらそんなに大きく感じない。もう少し美しく撮りたかった。
このところ2台の望遠鏡を操作しているので何かが散漫になっているのかもしれない。
でも、世間をにぎわしているウィルタネン彗星を撮影出来て少しホッとした。

# by phyton_info | 2018-12-01 12:56 | 宇宙 | Comments(4)
冬モードになり星の事を考える時間が増えてきた、前回の撮影ではBKP300にテレプラス×2を使い3000ミリで冷却CMOSを動かした。完全とは言えないが良い結果を得て今後遠く小さな銀河をこの方法で撮影していこうと考えている。
その同じ夜にはNGC891以外にも何天体かを露出したのだが何とフィルターホイールのボタンを押し忘れ、L画像のみになったり、PHD2が上手く動かずずれてしまったりと、長かったブランクか?ミスが出る出るで後の確認もしていなかった。
今回その中からモノクロでコンポジッとしたM81を紹介する。
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コンポジッとしたその画像に浮かんだのはこんなに大きなM81銀河。腕が画面からはみ出しそうだ。。RGBも撮れていれば楽しかったのにと後悔した。
画像はL画像240秒×4枚なので、これまた少なく、きっと撮影したものがビューされたとき大きすぎて自分で却下してしまったのだと思う。
・・・そうこうしているうちに星空の方は月が半分欠け天体撮影の出来る空になってきている。
先日のWi-Fiアダプターも星空で実践したいし、3000ミリでの撮影もしたいしで、GPVとにらめっこして夜のみずがき湖に繰り出そうと計画している。

# by phyton_info | 2018-11-29 20:25 | 宇宙 | Comments(0)
いよいよ冬らしい寒さになってきて朝水たまりが凍り付いていた。天気も良く夜には星も月も良く見え、シイタケハウスから双眼鏡で観望した。
そんなこの頃、少し前から天文ショップサイトに「Wi-Fiアダプター」なるものがスカイウオッチャーから発売されていて、何をするものだろう?と、思いながらも流してみていた。
先日、宙友のKさんに会った時、このWi-Fiアダプターの話が出て、赤道儀やドブソニアンの経緯台などを無線でコントロールするためのものだと知った。それなのでとても人気となり何処のサイトでも売り切れが長く続いているという。
そんな時のことショップさんサイトを見ていたら「在庫有り」の表示を見つけて,その手でポチッてしまった。
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取り付けたのはケンコーのEQ6PRO赤道儀た。今までは付属のコントローラーで操作していたが、これが結構大変で、夜に見づらい事やコードの長さが足りず姿勢が中腰や膝をついての操作となっていて心身ともにストレスだった。
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それがこんなに小さいアダプター(黒く楕円の装置)を取り付けることで、手持ちのスマートホンから簡単に遠隔操作することが出来るのだ。実際に取り付けてみると簡単で、スマホのアプリとの接続や操作も簡単、試しに赤道儀から5メートルほど離れてから操作してみたが問題なく動いた。姿勢も気持ちも楽ちんだ。
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あまりに小さく軽いので、何処に取り付けようかと探し、とりあえずピラーのマジックテープに挟んでみた。
スマホの操作は少し心配したが楽な姿勢でできるし、見やすいのでほんとにお勧めだ。いったいどんな感じなの?という方は、みずがき湖近くまで来ましたら実機でお見せします。
ビジターセンターも冬営業となり、天文に使える時間が少し増えてきた、今度の新月期や双子座流星群などが楽しみだ。


# by phyton_info | 2018-11-23 15:41 | 天文機材 | Comments(0)
みずがき湖の紅葉はもう終わり・・・なはずが、まだ沢山のお客さんが来てくれて有難い悲鳴。
もう売れないだろうと思いながらも朝に仕込んだきのこ汁と甘酒は良く売れ夕方にはほとんどなくなった。それでも少しの時間にパソコンをいじる余裕も出来、天文ショップを覗いたり、パーツを探したり、少し前に撮影した画像も確認して少しずつ調整するか・・、と、今夜M97の画像を画面に映し出していた。M97は春先に撮影したもので、ASI1600MMクールでLRGBの撮影だった、処理段階でRGB合成にまだよく慣れていないのでレベル合わせも位置合わせも上手くいかず恒星のカラーがかなりずれていた。
そこで最近ではRGB合成はレベル抑え目、位置合わせは手動ですることにしている。前の画像と大きくは変わらなかったが、こんな感じに仕上がった。
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輪郭部の赤い領域がうっすら浮き出て、全体的に明るくした。ご覧の通り周辺から光が入りカブっているので少しだけトリミングし、星雲を目立つようにした。このグリーンは微妙かと思ったが、一眼レフで撮影した過去のカラーを思い出しこれとした。
まだモノクロ冷却CMOSでの撮影は浅いが、次第に要領が分かり晴れさえすればサクサクと撮れるようになったのだが天気と観測時間のタイミングが悪く、思うようにはいかない、皆さん同じだろう。これから12月の新月期に向けて天気が良くなることを願いたい。

# by phyton_info | 2018-11-19 21:54 | 宇宙 | Comments(0)
約一か月の紅葉の繁忙期は、機械のごとく我武者羅に働き、夜早くに爆睡、星がまだ出ている早朝にきのこ採りを繰り返しへとへとに疲れていた。それでも天文の事はちらちらとそのサイトを覗いたりもしていて、紅葉が終わったら思う存分天体撮影しようと楽しみにしていた。
その機会は先日の14日夜に訪れた、まだ山の葉は赤く沢山の人が来ていたが、GPVは黒く明け方まで晴れが期待できそうな夜だった。
毎回の撮影では何だか慌ててしまって、観測所を開けたりカメラを付け配線をしたりに早くも疲れてしまっていたので、この夜は心の中で「ゆっくり、ゆっくり」を繰り返し、落ち着いて準備をした。、それもそのはず、西の空にはまだ細めの月が残っていて、月没は22時過ぎとの事、月明かりを受けコード類の這う様子も確認しながらようやくセッティングが完了。
実は、この夜とても試してみたい撮影方法が有り、それは夏の終わりころから他の天文家のブログにヒントを得たもので、手持ちの機材やパーツで上手く撮れないだろうかとシミュレーションを重ねていたものだ。
・・・30センチF5のニュートン反射にテレプラス×2を取り付け、焦点距離を2倍の3000ミリで撮影するというもの。きっと星像はゆがみ、画像はボヤボヤになるのではないかと思う一方で、ピントを追えば案外成功するかも?とドキドキワクワクの撮影なのだ。
カメラは昨年から使っているASI1600MMクール、いよいよ撮影の開始だ。
月明かりが少し気になるが、ペルセウス座の恒星で同期をとり、システム160に載った鏡筒が動き始めた。キュイーンとブレーキがかかり、どうやら目的地に到着、それはアンドロメダ座のNGC891だ、小さいながらも美しい方錐状銀河で、その暗黒帯は多くの天文家を魅了し続けている。
早速試写に入ったがなんだかおかしい?、冷却が始まらない、それどころか冷却のボタンが無い・・・。それで非冷却のまま露出するとその姿が微かに写り、もうそれだけで感動してしまった。
・・・でも冷却はどうなってるの?、あれこれ寒空の下で1時間半も悩んでしまつた。解決が出来ないので、思い切って星見屋さんに電話してみた。この冷却CMOSは星見屋さんが色々教えてくれて選び、何夜にも及ぶ撮影ソフトAPTについてもみずがき湖に来て教えてくれた。冷却の不具合はカメラでなくソフトの方だと思ったので、それを尋ねると、なんと初期設定に戻っていてしまい、そのセッティング方法をブランクから忘れ落ちてしまっていたのだ。(星見屋さん有難う)
問題解決していざ本撮影に入った、・・・しかし何と、NGC891は子午線間近、もうすぐ鏡筒下部がピラーに干渉しそうなタイミング・・・。でも強行したのがこちら・・・。
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大きい、実に大きい。ノートリミングの画像だ。解像度やシャープさは今後の課題とし、とにかく嬉しかった。考えていた撮影計画が上手くいったのだ。ケンコーテレプラス恐るべし。それに3000ミリをオートガイドしてくれたPHDや架台にも嬉しい。

BKP300+ケンコーテレプラス 3000㎜
ASI1600MMC マイナス30度 ゲイン300
タカハシシステム160赤道儀 400㎜ガイド鏡+PHD
L 240秒×6
R 240 ×2
G 240 ×2
B 240 ×2
ステライメージ8にて画像処理、フォトショップエレメンツでカラー調整
ノートリミング

もう少し慎重にピントを追い、露出時間をかければもっと良い成果が出るだろうと感じた。以前デジタル一眼で撮影していたころのNGC891はとても小さい。こちらがその画像・・・。
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1000ミリ+EOS7Dでもかなり小さい。もともと銀河好きの私はいつか小さな銀河を大きく撮りたいと願っていた、それが今回手持ちの機材とパーツで撮影することが出来た。今後、途中に入っているF5のコマコレの事や、ピント、露出など悩ましいが今までにまして意欲的に撮影に取り組めそうで楽しみだ。

# by phyton_info | 2018-11-17 21:30 | 宇宙 | Comments(0)
何年かに一度の綺麗な紅葉もいよいよ終わるころ。
しかし気温が高く木々の葉はまだ落ちずに頑張っていて、湖畔には家族連れや観光客が散策を楽しんでいる様子が続いている。
数日前14日には、紅葉が12分へと達し、最後のチャンスとカメラを持ちロックフィルから撮影をした。
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みずがきブルーの空が綺麗だった、またその青が湖に映り綺麗な色をしていた。今から3年ほど前に落石などの危険があるということで、「通仙峡」が通行止めとなり、紅葉の名所が通れず、観光客が激減していた。
それから湖を周遊する道路「紅葉ライン」を紹介し続け、今では沢山の人が湖畔紅葉ラインを歩くようになった。
色々な事があったが、今年も賑わいの中無事に紅葉シーズンが終わろうとしている。みずがき湖に来られた沢山の方有難う。
そして、寒さも増すといよいよ天文シーズンになる、今度は是非みずがき湖の満天の星空をの楽しみに来てほしい。
例年通り2階ホールに暖かなコタツを作ろうと思う。

# by phyton_info | 2018-11-16 12:12 | 自然 | Comments(0)
賑わい盛り上がった紅葉もそろそろ終わりそう、山々はオレンジが少しくすんで茶色みがかってきている。でも相変わらず気温は高く小春日和となった今日。
収穫が終わり藁を散らした田んぼを耕うんした。ここ20日間くらい行きつく暇も無かったが、今になってようやくこういう作業が少しだけ出来るようになった。
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一人でもくもくと進める耕うん、土に酸素を取り込んだり、また土の中に冷気を呼び込み害虫を駆除する。
ゴーッと、ゴツゴツ・・・という音の大きさやその振動から、土を起こす深さを感覚で調整しながらハンドルを切る。感覚とは言えそんなに確たる自信はない自分なりのやり方。
疲れたけど田んぼの空気は色んな香りがしておいしく、遠くの山は目にも優しい。もうすぐ冬となる山里の田んぼ道をゴツゴツのトラクターは軽快に進む。

# by phyton_info | 2018-11-12 21:41 | 農業 | Comments(0)