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みずがきの森から

phyton.exblog.jp

 山梨県北杜市須玉町   田舎暮らしのブログ

令和二年、明けましておめでとうございます。
今年もブログみずがきの森から、またみずがき湖ビジターセンターの変わらぬご利用お願いします。
天体画像の処理に夢中になってしまった大晦日、・・・明けて元旦の夜、今までみずがき湖で星夜写真を撮っていた。
初撮りの天文家も三組ほど頑張っていて、よし私もと・・いい刺激を受けている。
さて、元旦の夜に紹介するのは、少し前に撮影したオリオン星雲、大人しめに自然に仕上げたつもりで良かったのだが、何日か経て、ふつふつとわいてくる気持ち、そう「ディテールを見てみたい」
それでいいか悪いか手を加えたオリオンがこれ↓
オリオンのディテールを持ち上げてみる・・・_b0100253_22522967.jpg
まだ気持ちは若いつもりでいるので、天体写真も少しくらい激しくしたい。オリオン星雲の周りには知られざる雲がモクモクとしているのだなと驚いた。主要な星雲部分は多段階露出の効果で細部が潰れずに見えていて、こういう手法は明るい銀河にも適用すればよい効果が得られるだろう。
令和二年早々も天体撮影に出かけ、ますます天文熱の高まる私、年末年始寝る間も惜しみがちに動き回ったせいか、少しだけ体重減った、万歳、。

# by phyton_info | 2020-01-01 22:59 | 宇宙 | Comments(2)
あと数時間、激動の令和一年が終わる、皆さんどんな年だっただろうか?私にとっては「濃厚」という言葉がぴったりの一年、ビジターセンターに農業に、天文に、家庭の事・・・。
明日からは令和二年、2020年オリンピックイヤーだ、何が待っているのか少し楽しみ。
今夜は静かに年を越しをしている。
外には綺麗な星空が見えている。
令和一年いろいろ有難う・・・_b0100253_20113570.jpg
令和一年いろいろ有難う。

●新年4、5日(土日)ビジターセンター営業予定です。


# by phyton_info | 2019-12-31 20:14 | 暮らし | Comments(0)
28日夜、満天星夜のみずがき湖は沢山の天文家も訪れ、楽しく交流しながら今年最後の撮り納めをと私、気合が入っていた。事前に星図を確認し、一応プランは立てていて望遠鏡、カメラの組み合わせも決めていた。この夜の本命は春の系外銀河を撮ることなのだが、まだ時間も早く秋から冬の星座が広がり、オリオンがようやく西の山から顔を出したころだった。
30センチにはカラー冷却CMOSがその時を待ち、となりの25センチはまだ悩み中で、アンドロメダにしようとか、秋の散光星雲かなどと気持ちは揺れ、結局上ったばかりのオリオン星雲を導入した。今年はまだ真剣にオリオン星雲を撮影したことがなく、折角のチャンスなので丁寧に多段階露光と久しぶりのキャノンフルサイズカメラを取り付け、すべての仕度が整った。
頼むよーと、リモコンを押し赤道儀EQ6proはいつものように超順調なガイドを始めた。
時々ケーブルでつながれたパソコンに撮影画像が上がり、それを確認しながら多段階の露出を決め操作していた・・。
15コマほど撮影したころ、パソコン中の撮影済み画像を確認すべく探してみたら・・・・、無いなぃない・・・無いではないか。いったいどこに行った?
焦ったよ、
まじか?
いや何処かにある?
いや検索をかけても見つからない。
信じがたいことだが保存先を指定していなかったため、撮影画像が表示はされるが保存はされていなかったのだ。
気持ちを取り直して、オリオンも撮り直しだ。
こういうこともある、
だからこそ楽しい?・・・くない。
気持ちを落ち着かせて再びリモコンを押した。まずはiso1600で300秒で×12コマ。そして露出を短くしていき、通常飽和してしまう星雲中心部トラぺジウム付近を気にかけながら更に短時間露出へと向かい。
最終は3秒露出で。
ここまで短ければトラぺジウムもよくわかり、飽和もしない。
そして大ざっぱが基本の私が少し丁寧に撮ったオリオン星雲がこれ。↓
フルサイズは広いねオリオンよ・・・_b0100253_18465330.jpg
凄く広い、やっぱフルサイズは広い。
多段階露出の68コマをステライメージ8が綺麗に合わせてくれた。そしてケンコーEQ6proのガイドも良い、迷っている方EQ6proはいいよー。安くて搭載重量16キロ以上、Wi-Fiアダプターでスマホコントロール、さくさく導入、撮影、観望、移動も簡単。
・・・、なんとビジターセンターに一つ新品あるよー、見に来てみない?
などとCMをかませたが、このオリオン星雲の構図は、少星雲を下の方に位置させ、ランニングマン星雲の更に上にあるまとまった恒星群を入れてみたのだがどうだろうか?
極端に持ち上げることなく私としてはナチュラルさに心掛けたつもりの画像処理だが、カラーが納得いかないけど。
多段階の成果か、星雲中心部が飽和せずに構造が判別できるのがわかる。
輝星の周りの青いハロやにじみはきっと純正のF4コマコレレンズの影響だろう。
対象が大きく撮れる小さめセンサーも楽しいけど、こういう大きな星雲にはやっぱフルサイズの広さも嬉しい。

・・・・、時計はまだ20時ころだ、春の系外銀河はまだ先、主砲の30センチイメージトレーニングに、山の下のそれにロックオンし、モニターに映るのをひたすら待っていた。
宙は安定した晴れ、風は微風、体力的にも少し余裕、よし頑張って朝まで撮影してみよう。

# by phyton_info | 2019-12-30 18:33 | 宇宙 | Comments(0)
令和元年もあと二日、語りつくせないほどの出来事があり、でも大まかにしか覚えていない今年一年の出来事。
多分自分的には良い年だったと思う。色々な事にチャレンジして、若くない体はギシギシ音を立てるけど良く動き回ってあれもこれも・・・、今年も終わっていく。
さて、天文の世界では26日に部分日食の大イベントがあったり、でも雲の向こうで午後にはほとんど忘れていた。実際には雲間に見えたのかもしれない。
そして28日、素晴らしくいい天気で、ここで撮らなきゃいつ撮るのってかんじの絶好のコンディション。
昼間のうちから観測所を開け準備を整えていたのだ。
令和元年撮り納めの夜・・・_b0100253_22522340.jpg
ここまで準備しておけば夕方再び来てもすぐに撮影に入れる。そして残りの仕事を大急ぎで片付け、夕飯を済ませみずがき湖にやって来たのだ。
…、当然こんないい空を見逃す人はいない、すでに大勢の天文家が望遠鏡を組み立て、赤いランプがあちこちに光って見えていた。
たぶんこの夜が撮り納めとなる、なのであらかじめプランも立てて臨んだ。
観測者の中には愛好会のKさんやびゅーるさん、、宙ガールのサクちゃんなど仲良くしてもらっているお馴染みさんの顔もあり、二階のホールを開放し皆が暖をとれるように準備もしておいた。
そして色々色々撮影できたのだが、まだ処理には時間も掛かり、正月準備でなかなかはかどらない。
上手くできた準から近いうちに紹介したいと思う。
そして、またまたこんなものを・・・。
令和元年撮り納めの夜・・・_b0100253_22594423.jpg
ケンコートキナー製の新しいテレプラスを購入した。少し前からBKP300を3000㎜にして撮影していることに気を良くして、新発売の 2×テレプラスを選んだ。これをBKP250に取り付けてみようと考えたのだが、果たしてどうなるやら?
夜になると気温もぐんと下がり、ダウンジャンパーを三枚重ねして撮影に臨んだ。
途中トラブルあり、関節痛ありで四苦八苦の撮り納めが進んでいくことになる。果たして良い画像は得られて、傑作は生まれるのだろうか?
自分でもワクワクしてきたぞ。

# by phyton_info | 2019-12-29 23:05 | 天文機材 | Comments(0)
特に何もせずクリスマスが来て、もう少し感動的なイベントにしたかったのに・・・、でも楽しいことあった。
24日イブの夜、タレントのテツ&トモさんがビジターセンターに来られて、家内教えるフェルト干支のネズミマスコット作り教室を受けられたのだ。そうテレビのロケだよ、お正月6日に放送とか。
近くで見ていておかしくておかしくて、流石芸人さんと感心感動大笑いだった。手先も器用でフエルトネズミをすんなりと上手に作ってしまった。
ロケが終わったのが19時半ころ、晴れ間を狙った愛好会の宙ガールさくちゃんがもう撮影準備をしていて、一緒に熱々うどんを食べて、じゃ折角なので撮ろうか・・、と私も観測所をオープンさせた。
しかしかなり急な晴れなので準備はしたもののノープランで、何をどうしよう?なんてまごまごして、二台の望遠鏡をいじっていて、前回スイッチオンのまま手動であちこち動かしてしまっていたEQ6proはなかなかアライメントが出来なくて・・。手で動かすんじゃなかった。
それでも何とか天体導入して、「あれっ」パソコン持ってきてない・・。仕方ないからBKP250はノータッチで運転。
そしてやっぱりノープランのBKP300は、空を眺めて色々導入撮影を繰り返していたが、何だかしっくりといかずで、
ふと、頭に浮かんだのが、エリダヌス座に大きな棒渦巻銀河だった。誰かが撮ったそれや、天文台のそれをを見たことがあるが、実際どんな風に写るのか凄く興味が出てきた。
ただ、時間的に遅い、低い、もたもたしているとL画像だけで終わりそう。でも何とか導入しちゃえ・・・・。、↓
エリダヌスにある大きな棒渦巻銀河NGC1300・・_b0100253_21020924.jpg
ちょっと?いろいろ?おかしなところもあるけど凄くカッコいい銀河ではないか。バルジから左右に延びる棒、かくッと折れ曲がって腕が始まっている、いったいどうすればこんな姿になるんだ?
よくみるとメインの構造以外にその先に大きく伸びている淡い腕が見える。これはかなり大きい、もっと高いうちから追いかけ始めればよかった。かろうじてRGBもとれたが、途中設定しなおしてまきでRGBは一枚ずつしか撮れなかった。L画像は180秒10コマ行けた。もう少しで南アルプスに没する寸前だつた。
結果は良いとは言えないが、今までよく知らなかった銀河を撮影出来て嬉しかった。
そうしてクリスマスイブは天体撮影で更けて行き、もうひと天体位行けそうなのだが、珍しく冷え込んできて多分氷点下なんだろうけど、この前買った温度計が壊れていていつまでたっても5度のまま、おかしーな。
翌日になってこの冬一番の冷え込み、みずがき湖は氷点下4.5度だった、どうりで冷えるわけだ。
折角の素晴らしい星空だけど、ノープランは駄目だね、もう未明の2時を過ぎた、ボリソフも撮りたいし、春銀河も撮りたい、でも体力的に限界だ。
いろいろ撮って試してみたけれど、なかなかいい処理も出来ず、それなりにできたところでまたお見せしたいと思う。
12月は天体の画像ばかりで過ぎてしまい、またまた新月期になって天体を・・・、そして年末年始晴れたならば是非みずがき湖辺りに撮影に来ないか?
夜の駐車場でロマンを追う男たちが黙々と活動していることを誰も知らないだろう。ここはまるで異空間だ。


# by phyton_info | 2019-12-26 21:28 | 宇宙 | Comments(0)
びっくり、今朝起きたら辺りが真っ白、雪が積もったんだね。四駆の安全運転で仕事に向かったのだ。いろいろと一日動き回り今夜は眠くて仕方ない。でも新しい画像をアップしてお休み。
先週の終わり、夕方良い天気で、もしかして夜に星が見える?なんて思ったら急いで無夕飯食べてみずがき湖に向かってしまった。
駐車場にはももんがさんがおられて、あいさつし少しお話した、でもその夜は試してみたい計画が有って、もっとお話ししたかったけど、望遠鏡のあるテラスに急いで向かったのだ。
試してみたいこととは、ビジターセンター2Fの西テラスに設置している40cm反赤の極軸を合わせて天体撮影をするということ。
その40cmは、昔のミードをベースにミラーの再メッキ、斜鏡の取り換え、接眼部の改良、塗装・・・といろいろいじり倒し、最近では天文愛好会のメンバーと星雲星団の観望をしたドテーンと大きな望遠鏡の事。
この昔の反射はもちろん極望は無い、手動と目視で少しずつ追い込んでいく手法をとり少し少しと天の北極に向かっているのだ。
そしてこの夜良しとした状態でアンドロメダを手動導入し、EOS6Dを取り付け追尾させてみた。
40cm反赤極軸を追い込みアンドロメダに・・・_b0100253_23231366.jpg
今回はピントも忘れず合わせ、タイマーリモコンで25秒露出を続けた。途中多段階しようと10秒露出も試みた。そう撮影枚数60コマ程を得ていろいろ確認してみると、25秒でもほぼ追尾で来ているではないか、目標は30秒だ、もう少し追い込めば撮影実用機として使えるかもしれない使。
ISOは10000とした。60コマも撮影した画像をいざコンポジットしてみると驚いたことに51コマをはじき出し、9コマのコンポジットで成功?となった。
51枚もの画像をはじき出し残り9枚を合わせたステライメージ8恐るべし。
画像はアンドロメダ銀河の中心付近だ、少しの露出でもすぐにバルジが飛んでしまうのでどうしようかと思ったが、なんとか良い感じに落ち着いた。
画面中に星雲状の光芒がいくつか見えるがこれはゴミなのだろうか?それともゴーストか?
横切る暗黒帯が巨大渦巻銀河の存在を引き立たせている。
・・・・、これで何とか20秒ほどの追尾が出来るまでになり、つづけてオリオン星雲を・・と導入したもののすぐに雲がやってきて、しばらく雲が去るのを期待し待ってみたが駄目だった。
・・・・、この40cm、周辺部こそ星像が伸びているが、いつの日か撮影機材中の一台として運用できるようしてみたい。

# by phyton_info | 2019-12-23 23:35 | 宇宙 | Comments(0)
こやつまだあったのか。。なんて思っているでしょ、あまり自覚はないけど星空の地元のなせる業・・・。でも冬限定で、観光や農繁期はとてもやっていられないけど。
そんなわけで、今回力を注いだのはBKP300の方でそちらにはASI1600MMを取り付けていた、長焦点で凄く楽しいから、次々と撮りたい天体が見つかっていたのだが、隣の中型機BKP250の方は何を撮ったらいいのやら考え込む時間が長く、しかしながらガイドは良好なので、一度捉えたら120コマくらいはほったらかしだ。
BKP250にはASI294MCproを取り付けていて、これがまた悩みの種になっている。サクサクと取れるのは良いのだけど、後の画像処理に難儀していて、ちょっとお手上げ状態になってしまった。
このきりん座銀河も、もう少し銀河っぽく渦や腕、淡い部分が写るはずだったけど、2時間露出のわりにおとなしい仕上がりとなってしまった。
きりん座系外銀河NGC2403ちょっとお手上げ・・・_b0100253_20054089.jpg
もともと大きさのわりに淡い銀河だと思うが、何かが違うと思う、特にカラーが決められず、何となくモノトーンな感じだ。どうすれはカラーCMOSの処理が上手くいくのだろうか?カラーの自由度で言うとモノクロCMOSの方が優れていると思う。
きりん座系外銀河NGC2403ちょっとお手上げ・・・_b0100253_20093089.jpg
こちらは何年か前に改造デジタル一眼で撮影したNGC2403で、もっと広視野の物、小さいながらも淡い部分の写りが良いような気がする。カラーも豊富だ、きっと何か良い方法があるのだろうけど、今はお手上げで、今後研究の余地ありありだ。
・・・・、ふとカレンダーを見てみると令和1年も残りわずか、そして新月期に突入している。暖かな冬は体が楽で、水道のメンテも楽、なのだけど肝心の星空が見えづらいのは楽しさ半減だ。
もう少しで年末休みになるので、機材やデータの整備や整理もしたいと思う。そして仮に晴れたとしたら星空の地元代表として満天の星空に挑みたい。


# by phyton_info | 2019-12-22 20:17 | 宇宙 | Comments(0)
昨日天気の一か月予報をやっていて、まだ暫くは例年より気温が高めで降水量多めとの事、パリッとした冬ばれの夜空はやって来るのだろうか?時々おこる冬型配置を狙い目にし、気温高め暖か観測で行くべきか?・・・なんていうほど今年の冬はまだ寒さがやってこない。
前回の新月期に幸い沢山の天体を撮影出来ていたため、今度の新月期となった今もまだ未処理の天体が有ったりして、しかも少しの晴れ間にまた撮影に出かけ、お手軽放置ガイドで撮影したりと・・、星空の地元に住んでいるメリットを最大限生かしているこの頃。
・・・、11月末に撮影した中で、お気に入りの3000㎜でのシリーズは、最終天体へと突入し、今日画像処理を完成した。
・・・・、それはM43だ、そうあの超有名天体M42のすぐ横にある、あるいはセットとして形を成している星雲だ。
オリオン大星雲を空飛ぶ火の鳥だとしたら、その鳥の頭に相当する部分がM43なのだ。
なにもそんなところをアップで採らなくても・・・、なんて思うけど、時間的に遅くなり、でももうひと天体・・、ていう感じで撮影しておいたものだ。↓
M43は鳥の頭のような小さな星雲・・・_b0100253_21235156.jpg
このM43は何となく人の顔に見えてくる、リーゼント頭のツッパリ君の横顔だ。眼もまゆもあり口もある。
処理を進めると周辺には複雑な分子雲が入り乱れていて、その中を暗黒星雲が上塗りしている感じだ。画面右上がトラぺジウムへとつながる。
3000㎜だとガイドは難しいけど、+冷却モノクロCMOSだと、あとの処理が楽に思えて・・、もう一つ使っている冷却カラーCMOSだと、サクサク撮れるけど後の処理が案外難しく、特にカラーの自由度があまり効かないような気がしている。腕も未熟な部分があるのだけど、撮影後の安定した画像処理はデジタル一眼の方がすんなりできると思う。デジイチの場合は撮影途中の画像から、もうすでに仕上がりまで頭の中で想像させてくれるが、CMOSの場合はそうさせてくれない。
一長一短だろうけど、一年以上使ってみてCMOSの良さは冷却したときに顕著に現れるのではと思う。冷却カメラで得られた画像はかなりの強調処理に耐えてくれるので、淡い天体にはとてもいいカメラで、デジイチにしても可能なら冷却して撮影出来たら、解像度も、カラーも自由で意にかなった良い結果が得られやすいのかなとも思う。
…、何だかんだとこねくり回しているうちに年末になってしまった。新月期に当たる年末年始は少し頑張って星空タイムを満喫しようと思う。

# by phyton_info | 2019-12-20 21:39 | 宇宙 | Comments(0)
まだ在庫があるんか?そこに在庫はあるんか?
無視して。
そう前回の新月期は綺麗な星空に恵まれ、二夜、三夜と気力を振り絞り撮影を続けていた。30センチも25センチもフル回転で、両者とも冷却CMOSを取り付けぼぼ順調に進んでいたが、時折タカハシ160Jの動きが悪くなり中断してはバランスワークで何とか可動させることが出来ていた。
一通り事前のプランをこなし、次なる対象を探していた。天頂にはベガススの四辺形が居座り、夜もそれほど遅くない、テラスの手すりに近づくと西の空にはまだ月も残っていて、撮影開始のタイミングをどうしようかとか、子午線前のを狙おうとか・・・、空を仰ぎ考えていた。
891・・・と一瞬頭に浮かんだ銀河、大好きな銀河の5本の指に入る美しいエッジオン銀河だが、昨年晩秋にも3000㎜で挑戦したのだけど、構図が決まらない、ピントは読めない、ガイドは不良・・・、などでお蔵入りしている難しい対象だ。もう何度も何度も撮影してきたのだが、はっきり言って小さいのだ。891を何とか大きく撮りたい・・、そんな願望が現在の3000㎜で撮影するスタイルへと導いてくれた。それが良いか悪いかはまだ分からないが、機材のセッティング、駆動系、ガイドなどを慎重にし、問題のピント合わせを上手くクリアしすれば、後は星空に祈るのみ・・だ。
それぞれの項目を慎重に進め、構図をとり、ピントは891の収まったライブビュー上の恒星を使い電動フォーカサーを駆使して決めた。
そして過去の891より、昨年の891よりもなかなか綺麗に撮れた891を得ることが出来た。
そして大きい。
ASI1600MMで撮るNGC891エッジオン・・・_b0100253_23273664.jpg
BKP300+ケンコートキナーテレプラス×2 
ASI1600MMC ゲイン450 マイナス20度
L 60s×31コマ
R 60s×8コマ
G 60s×7コマ
B 60s×8コマ
ステライメージ8、フォトショップLrにて画像処理

実際には65コマ程撮影したが、今回は思い切ってガイド不良と思われるショットは容赦なく捨ててしまった・・、結果よりシャープ感が出たようで、横切る暗黒帯のディテールも見えてきた。画面左側の銀河腕部分は複雑な構造をしているのがわかる。
ゲインが450と高めだが、それがどうなのかはよくわからないし、60秒という短時間露光では好感度にしないと淡い部分が写ってこない・・、のでこの手法をとっている。
まだまだ試行錯誤の撮影方法だが、もう少しすると春の銀河祭りのシーズンがやってくる、銀河好きの天文家にとって最高のシーズンだ。
それまでに色々試して良い方法を見つけたいと思う。

・・・、さあ、もう年末だ、大掃除に餅つきに年賀状に・・、その前にクリスマスもあるね、ちょうど新月期にあたり、遠征される方も多いはず。
もしみずがき湖でお会いできたら色々な星談義をしたいと願う。

# by phyton_info | 2019-12-18 23:48 | 宇宙 | Comments(2)
前回の撮影では色々な天体を撮影していたので、まだ紹介していないものがいくつかある。ただ、なかなか処理が難しく思い通りにはいかず、今回のフクロウ星雲M97は、とりあえずここまででお試しアップとして紹介することにした。
何故なら、いつものステライメージ8での自動コンポジットが上手くいかず、詳細モードで基準点を打ち地道にコンポジットしたLRGB画像を合成したのだけど、フラットを解いてしまったり、ダークが見つからなくなったり・・・、自動モードにはいつも落としていたファイルをうっかり一瞬で消し去ってしまい、その後行方不明なのだ。
仕方なく、ダークもフラットも効かせない画像を合成し画像処理に及んでいた。フラットなしのその画像をみて驚いた、ゴミだらけだ、手や目が疲れてしまいそれ以上講ずることが出来なくなり降参、なのだ。
惑星状星雲には目が有り顔が有る?_b0100253_23171936.jpg
BKP300+テレプラス×2倍 3000㎜ ASI1600MM
L63
R8
G8
B8 コマ  ゲイン415 マイナス20度 各60秒

ステライメージが上手くいかなかったらDSSを試せばよかったか?気が回らなかった。現在のところそうしている露出60秒での多枚数撮影は、ガイドの成功率も高くさくさく撮れることから、「これ良いかも」と取り組んでいたのだが、さて実際はどうなんだろう?ゲインも上げなきゃいけないし、100コマを超える撮影では後の処理にも時間がかかり、PC内が重くなり処理スピードが落ちる・・・、など、欠点も浮かび上がり現在再検討中だ。
せめて2倍か3倍の露出時間をかけ、総枚数を減らし、バランスやガイド面を繊細にし成功画像を増やす・・、など、頭の中ではぐるぐる回っている。
一休みしてじっくり天体を見てみると、惑星状星雲には目が有り顔が有り、色彩豊かでメルヘンチックな面白い対象だなと更に次なるものを撮りたい気持ちになってしまう。

# by phyton_info | 2019-12-16 23:30 | 宇宙 | Comments(0)